 |
●2006年12月13日(水)
「本願寺聖人伝繪(でんね)」 門徒さん宅の報恩講勤めも、あとは山手のお在所を残すくらいになりました。今年は、法座が夜に行われる時は、「御伝鈔」の画像をプロジェクターで映し、一つ一つの図を説明することで法話に替えています。なぜ夜に限っているかというと、明るい時間帯はプロジェクタを使えないからです。 「御伝鈔」というのは宗祖親鸞聖人の御一代記ですが、文章と文章の間に挿し絵があります。その挿し絵だけを抜き出して軸に仕立てたものを「御絵伝」と言い、御絵伝の絵の一つ一つの内容を説教仕立てで語ることを「御絵解(おえとき)」と呼びます。私はその御絵解などはできないので、絵の説明止まりです。 稱佛寺の御絵伝は、箱書きによれば天和三年に稱佛寺の物になったということなのですが、これは関ヶ原の戦いの八〇年くらいあとです。実物を見ると、とても江戸時代初期のものとは思えないくらい絵の具も金箔も鮮やかに残っています。写真は、九歳の親鸞聖人(当時、松若丸)が、青蓮院(しょうれんいん)の慈円(慈鎮和尚)のもとで出家得度されたことを表す場面です。 この御絵伝を投射して説明するために、ヤフーのオークションでプロジェクタとスクリーンを購入しました。かなりの大枚をはたきましたが、ご覧になった門徒さん達は異口同音に、「なかなか見られない物を見せてもろて、結構でしたぁ〜」という感想を下さっております。 来年の報恩講では、御絵解に挑戦するつもりです。
|