7月11日 羽化完了

 1週間ほど前から羽化が始まりました。今年はとても小さなオス、いわゆる「チビカブ」が数頭見られました。今年の羽化第1号もチビカブで、そのあと続けさまに出てきた数頭のうちのオスは、全部チビカブでした。「これはひょっとして今年のオスは全部これか」と思っていたのですが、その後普通の大きさのオスも次々に出てきました。

 今年は50頭ほどの幼虫がいたのですが、幼虫の大小にかなりはっきりした違いがあり、普通の大きさのものと、目立って小さいものとがいました。今年の幼虫は近親交配で生まれている可能性があるので、目立って小さいものの数がかなりあったのは遺伝的な要因でそうなったのかもしれません。

 それから成虫はどうやら羽化して地面の上に出てくると、即交尾が可能なようで、どう考えてもその日出てきたオスとメスが合体したとしか思えないペアがありました。今年のカブト達は親は2ペアしかないはずなので、かなり高い可能性で近親交配が重なることになります。それは避けた方がいいだろうと思い、カブトが活動する時間帯には必ず飼育槽の側にいて、羽化してくる個体をオスメスそれぞれ別のケースに分けようとしました。しかしちょっと目を離したスキに、それまでいなかった成虫が出てきていて、しかもオスメスでヨロシク(?)やっているのです。参りました。

 その数日後、およそ全部の羽化が終わった頃を見計らって羽化用の飼育槽をひっくり返したら、数個の卵が見つかりました。早くも産卵まで済ませていたのです。

 今年はオスが10匹くらい、メスがなぜかその倍以上の割合で羽化しました。全部飼うのも大変ですし、狭いところに詰め込んでおくとケンカとかで寿命が短くなるので、とりあえず知り合いの子供に5匹ほど引き取ってもらいました。

 エサはバナナを使っています。人口のエサ、例えばゼリーなども食べるのですが、バナナの方が好みのようで、半分に切って置いておくと一晩で皮だけになっていることがあります。

    



 

上左:今年一番のチビカブ。 上右:左の写真ではよく見えないのですが、確かに角のあるオスですよ。
中:普通の大きさのオスもちゃんといます。でもチビカブの方が動きは活発です。
下左:早くも産卵していました。4個の卵を見つけたので、急いで人工卵室を用意してやりました。
下右:★になってしまった幼虫とサナギ。完全に羽化を終了している個体もあります。
なぜ途中で★になってしまったのか分かりませんが、今年はマットが固く締まりすぎていたのではないかということと、
先に羽化したメスが飼育槽の中をはいずり回って蛹室を破壊してしまったのではないかという可能性もあります。