1月13日 寒気団襲来

 今日から明日、明後日にかけて、この冬いちばんの寒気団襲来、という天気予報ですが、今日の午前中は東北地方、午後以降は九州から中国地方にかけて、ということで、北陸地方は超一級の寒気団の直撃はまぬかれたようです。で、家の周りの風景は下の写真の通り。(左は午前中。午後(右)は少し積もりました。) 

 

 まあそれでも明け方はこの冬いちばん(とりあえず、今世紀になっていちばん?)の冷え込みが予想されたらしく、最低で氷点下1度の予報でした。朝八時半に飼育槽を置いてある部屋の気温を見たら4度、断熱していない飼育槽の地中(マット)温が6度、断熱してある方が7度、という結果でした。
 岩崎書店の『カブトムシのかいかたそだてかた』には多摩動物公園でのカブトムシの飼育方法も書いてあります。それによると、カブトムシの幼虫は8度くらいで成長を止めるそうです。成長を止めるということは、いわゆる冬眠状態にあるということだと思いますが、どのくらいの低温まで耐えられるのかは分かりません。

1月14日〜15日 牡蠣食べ放題ツアー顛末(番外)

 上の写真を撮った翌日、いつもの仲間と能登の穴水まで牡蠣の食べ放題に行ったのです。去年の暮れから計画していたもので、「なんとしても行くぞ」の決意は固く、降り出した雪もものともせず3時間ほどかけて宿へたどり着きました。まあ3時間ならいつも通りで、特に雪の影響というのも(まだ)ありませんでした。食べたのは牡蠣のフルコース、特に炭火での焼きガキが絶品でした。半分口を開いたところでこじ開け、中に日本酒やワインを垂らして酒蒸し状態にします。(映像だけ、おすそ分け)

 しかし好事魔多し、行きはよいよい帰りは怖い。「雪なんて、ここ数年大したことねーよ」とたかをくくっていたら、なんと十数年ぶりの大雪。能登海浜道は事故で不通になるし、そこら中の国道は立ち往生したトラックや乗用車でみじん切り状態。幸い乗っていた車のカーナビで裏道をさぐりあて、四輪駆動にものを言わせて道のほとんど見えなくなった状態を突っ走って無事帰ることが出来ました。(写真は民宿の前庭の風景)


2月2日 マット内の温度測定

 室温4度、断熱材ありのほうは8度、断熱材なしのほうは7度。だいたい6度から8度の間で安定しているようで、断熱材のあるなしはあまり関係ないのかもしれない。マット自体が断熱材の役割を十分果たしているからでしょうか。

2月11日 真冬のカブトムシ

 石川県鶴来町に「ふれあい昆虫館」という施設があり、うちの娘はそこが結構お気に入り。本日は午後に少し時間が空いたので今年初めて行ってみることにしました。娘にせがまれたのが半分、残りの半分は、昆虫館の技師が色々工夫して冬に羽化させたカブト虫が見られる(『冬なのに・・・虫むしフェスタ』)とのことで、デジカメ抱えて出かけていきました。入場者を増やそうとする苦心のイベントなのでしょうが、カブト好きには嬉しい企画です。

  

 見事見事。久方ぶりに見る、カブトの成虫であります。大きさは、大カブでもなく小カブでもなく、しかしやや小さめか。撮影は午後4時頃で、生きているのは確かだがほとんど身動きしていない。

   

左:カブトムシだけではなく、巨大なクワガタムシも生きて展示されていた。当方あまりクワガタに興味はなく、おまけに「洋クワ」だったものでよけい長ったらしい名前が覚えられなくて、写真のみ出します。
右:「ふれあい昆虫館」のある鶴来町は白山の麓の方で、結構雪の降るところ。写真は昆虫館の休憩室から外を眺めた風景。

2月19日 おひさしぶりね

 日曜参観の代休で娘の学校が休み。スキーに出かけようとしたら飼育槽に久方ぶりに幼虫の姿が見えた。室温8度。最近わりと暖かい日が続いているので活動を始めたのでしょうか。

それから断熱材で周囲を覆ってある方の飼育槽のマットの表面に白い菌糸のようなものがわいていました。特に害になりそうなものでも無さそうなのでほっぽらかしてあります。


2001年 3月 越冬中の地中温・まとめ

 日中の気温がコンスタントに10度を超えるようになり、すでに防寒対策の断熱材は片付けております。ここでこの冬の室温と地中温についてデータをまとめておきます。

Date 室温(℃) 地中温【断熱材なし】(℃) 地中温【断熱材あり】(℃)
'00/11/29
12/12
12/30 10
'01/1/13
2/2

 室温は、低くても3度、地中温は断熱材があってもなくても6度以上はある、という結果でした。朽ち木チップのマットと腐葉土の混合マットですが、それ自体がすでに断熱材程度のはたらきをするということなのでしょう。少なくとも北陸の平野部の家屋内では、マット量が十分あれば断熱材の有無で地中温に有意な差は現れない、と言えます。

3月23日 越冬結果ならびに第2の里親

 飼育槽のガラス壁に時折姿を見せるようになったので、越冬結果を確認するべく一度点検することにしました。併せて、何人かの知人に「カブトムシの幼虫いらない?」とメールを出して、返事のあった人に引き取ってもらうことにしました。今回の里親さんは小松市内在住で、水棲生物の飼育に関しては知る人ぞ知る、という人物であります。

 一番大きな、衣装ケースを利用した飼育槽をひっくり返してみたら、上の写真の通り。一体何匹いるんだろうと今写真で数えてみたら、小ケース内の里子幼虫を含めて30頭いました。越冬前に何頭いたか確認してはいないのですが、どう見ても無事越冬した、と言えるのではないでしょうか。ただ不思議なことに、この幼虫達は、ごく狭い範囲に密集して出てきました。かなりの高密度で暮らしていると言えます。まだ寒いから「身を寄せ合って」いたのでしょうか。だとすればまだ冬眠から覚めきっていなかったかもしれないわけで、「スマン、すまん」です。

里親さんが一番下の息子さんを連れてきていたので、ペットボトルの飼育ケースにもう1頭引き取ってもらいました。とにかく、今年の幼虫はデカイような気がします。上の写真のペットボトルは、2リットル入りの角形のタイプなのですが、潜ろうとして体をよじった姿勢でこれだけの大きさに見えるのですから、まっすぐになったらとにかく「デカイ!」と感じました。

 で、点検と里子のお引っ越しを終え、マットの糞をふるいに掛けたらバケツいっぱいありました。越冬時は上の飼育ケースの8分目以上にマットがあったことを考えると、去年の晩秋からも相当にエサを食べていたことになるわけです(まあ、年内いっぱい結構暖かかったですからね)。
 ただ、去年の晩秋以降に追加したマットはほとんど食べられておらず、上からマットを徐々に取りのけていくと、ある深さから急に糞の割合が増え始めていました。断面を見るとおそらく地層のようにはっきり区別が付いただろうと思うくらいです。継ぎ足したときはそんなに表面に糞があるようにも思えなかったので、継ぎ足して以降もその部分へは上がってこなかったということなのでしょう。越冬用に継ぎ足したマットもいつもと同じブレンド法で作っているので、何が理由なのか分かりませんが、今回はとりあえず気にしないで全部混ぜてしまいました。

5月10日 ゴールデンウィークを過ぎた幼虫

 カブトムシビギナーのYさんからいただいたメールに、「幼虫の体が黒っぽくなったけど、大丈夫?」という問い合わせがありました。「黒っぽく」という表現に戸惑いましたが、多分サナギ化する前の体色変化だろうと思います。『カブトムシのかいかたそだてかた(岩崎書店)』にもそれがちゃんと書かれています。
 わが家の幼虫も久しぶりに飼育ケースの壁面に姿を見せたのですが、やはり全体にほんの少し体色が濃くなってきているようです。

 新しく手に入れたデジカメのマクロ撮影機能を試してみようとプラケースに数センチまで寄って撮った写真です(上の方が白っぽいのは周囲の光の反射です。ホント、写真撮るのがうまくないなあ)。このまま蛹室を作るかとも思いましたが、さらに動いてマットの中に姿を消してしまいました。やはり光が当たるところは好きではないようですね。

6月29日 今年の第1号

  ついに今年の第1号が姿を見せました。1週間ほど前から飼育槽の壁に羽化した姿は見えていたのですが、時々向きを変えるくらいで一向にマットの外へ出てくる気配がありませんでした。もうしばらくかかるのかなあと思っていたら、今朝、飼育槽のふたの網の所に貼り付いていました。デカカブ、とはいきませんでしたが、私がこれまで羽化させた中ではけっこう大きい方だと思います。

 現在羽化を待っているカブト達は、せいぜい2〜3匹のメスから出てきた、いわば兄弟(姉妹)達。このまま同じ飼育槽で同居させていると近親交配になってしまうので、早速オス用の飼育槽に移しました。


 そう言えば、同じ親から同じ時期に生まれた(はず)の幼虫の1匹を、娘に持たせて小学校へ差し上げましたが、そちらの方はとうに羽化しておりまして、うちの方が少し遅れております。また、知人に里子に出した幼虫達も、既に全部羽化しているお宅もあれば、まだ地面から全く出てこないお宅もあって、どうやら春先からの温度調節が羽化時期に大きく影響しているようです。当然、暖かいところに置かれていた幼虫は羽化が早いようです。

 しかしまあ、やっぱり角の立派な雄のカブトムシは、いいなあ。

7月4日 油断もスキも・・・

 次から次へと地上への出現が続いております。幼虫は全部で40匹を超えていたかと思うので、まだまだ出てくるはず。毎日2〜3匹が成虫用のケースに移されております。
 今年は幼虫の頃から大きなものが多く、成虫もそれなりに大型のものが多いのですが、中にはとっても小さなものもいます。小カブもそれなりに可愛いものでありまして、うんと小さなもののコンテストなどがあっても面白いだろうなあと思います。先日とても小さなオスを見つけまして、どのくらい小さいかというと、普通のオスの背中の角くらいの角しかもたない大きさ。実際マットの中から角が見えたとき、背中の角かと思ったくらい。その後マットの中に紛れ込んで見つからないのですが、他にも小さいやつがいたので、とりあえずその写真を載せてみます。


 それから私は近親交配はなるだけさせない方がいいと思っていますので、地上に成虫が姿を見せたらすぐにオスメス別々のケースに移すようにしています。しかし今年は出張などでなにかと外泊することが多く、成虫が出てくる夜に家にいないことが多かったのです。小さなケースの中の幼虫が全部羽化して成虫用のケースに移ったので、一つ片付けようかと思ってマットを処分しようとしたら、なんと、既に産卵済み。あまり地上に姿を見せなかっただけで、出てきたときにオスとメスでやることはちゃんとやっていたわけですね。近親交配の可能性が高いのですが、卵は全部で20個、人工卵室を作って新世代の幼虫の孵化率を見ることにしました。


 人工卵室のノウハウについては、「おとうさんのためのカブトムシページ」を御覧下さい。

7月10日 豆カブ発見!

 昨晩(7月9日)、これまで羽化したものでオスの4〜5匹、メスも同じくらい残し、あとは全部野に放ってきました。どこかカブトムシが暮らして行きやすい里山の大きいのはないかと探していたのですが、開発続きで良さそうなものが見あたりません。結局、山手の方の県道から外れた道の、建築廃材が転がっていたところに全部おいてきました。時間的な関係か、それとも狭い飼育ケースの中で体力を失っていたのか、皆ぐったりしているといった表現があたりそうなくらい、あまり身動きしませんでした。でも、ほんの10メートルほど飛べば雑木林の中に入れるので、夜のうちにはそれぞれ今後以降の身の処し方を決めることが出来ただろうと思います。

 最後に残った、いちばん大きな幼虫用飼育槽を見ていたら、豆カブを発見。なかなか大きさ(小ささ?)を伝えることのできる写真が撮れなかったのですが、それらしく見えるのが下の写真。れっきとしたオスなのですが、大きめのカナブンくらいしかありません。



7月14日 次世代誕生

 人工卵室に移されていた卵が孵化し始めています。近親交配による卵である可能性が高いのですが、そうでない可能性もあります。これから順調に育っていくか、どこかに問題があるか少し観察してみましょう。

 採取したときの卵は米粒くらいの大きさと形ですが、徐々に膨らんで丸みを増し、最後はうっすらと中の幼虫が透けて見えます。左の写真では3頭の幼虫が孵化しています。右下の幼虫の部分を若干拡大したのが右の写真です。

 


7月17日 次々と孵化が進行

 2回目の採卵でも約20個の卵を採取しました。それらもぼちぼち孵化し始めています。

 ケースの上半分は卵の数が減って孵化した幼虫が見えますが、この部分に20個の卵がありました。現在の孵化率は80%くらいです。

 下半分が第2回の採卵分ですが、2つ3つ孵化しています。



8月5日 知らぬ間にこんなに!

しばらく忙しくしていて、久しぶりに人工卵室用のケースをのぞいて、ビックリ。数えてみたら、31匹。



小さいものは1センチに満たない1齢幼虫から、大きいものは5センチ近いものまで。



よく見るとマットはほとんど細かい糞だけになっています。さっそく新しいマットを調合し、大きなケースに全部移してやりました。
人工卵室で孵化を試みた卵は50個くらいだったと思うので、孵化率は約6割。ただし、採卵したときの状態のよくないものもあったので、それを考えると、人工卵室で孵化させる方法はかなり成功率が高いようです(最低でも8割はいくでしょう)。

8月31日 女は強し?

 残っていたオスはお盆の前に全部命を終えてしまいましたが、メスの方はまだまだ元気に活動しています。

 食欲も旺盛で、バナナが特にお好みのようです。昼間っからでもかぶりついていて、すぐ皮だけにしてしまいます。

 下の写真には2頭見えますが、全部で5頭が残っています。2頭がバナナにかぶりついています。



9月1日 既に大きな3齢幼虫

今年はあまりたくさん幼虫を育てる気がなかったのですが、結局また60頭近くがいました。
飼育ケースはもう、糞だらけ。でも、上に出てきて糞をするため、下はまだまだマットが残っている。



マット交換のために飼育ケースをぶちまけたら、もうすでに十分大きく育っていました。



9月24日 順調に成育中

幼虫達に対しては、定期的にマットの様子を見て、糞の量が多くなってきたなと思ったらふるいに掛けて選り分け、新しいマットを追加するくらい。

今の時期が一番成長が著しい時期で、どんどん大きくなり、糞もどんどん増える。

しばらく前まではまだ幼虫の大小があったけれど、もうどれもこれも似たような大きさの幼虫に成長しています。

そういえば例年使っていた「JT腐葉土」は生産停止とかで、今年はクヌギチップだけで育てています。



10月2日 仲秋の親虫

成虫ではあと3頭が生きています。いずれもメス。かれこれまる2ヶ月は生きていることになります(そんなもんなのかな?)。しかしまあ、オスよりはずいぶん長く生きているようです。

動きはまだまだ活発で、斜めに置いてある朽ち木にするすると登ってきました。

右の写真は上下2段に重なって(決して交尾しているわけじゃあない)バナナにかぶりついています。マットまみれになっている下に、少しとろけ加減のバナナがあります。果肉のしっかりしているものよりはまわりの皮が黒くなってどろりとなっている方が好きなようですね。樹液に似ているんでしょう。

長くバナナを放っておくとコバエがわんさか湧いてしまうので、早めに取り替え、ケースには新聞紙を挟んでふたをしないといけません。(でもやっぱり湧いてしまいます)。


   


11月14日 ♪冬が来る前に〜

親虫は10月の下旬まで生きていましたが、さすがに11月までは生きられませんでした。最後の1匹も土に還りました。

この季節、幼虫の世話というのはマットの表面を点検して湿り具合を点検するくらい。

そろそろ冬の準備に入ろうかと、今年最後の「マットふるいかけ」をやりました。

ずいぶんたくさんの糞がふるい分けられましたが、幼虫の大きさは前回よりそれほど大きくなっているわけでもありませんでした。


 


写真左:全部で何匹いるのかいな・・・27匹? 60センチ×30センチの飼育槽(水槽)にこれだけが入っている。少し入れ過ぎかな。
写真右:上の写真の中の一番でかそうな奴のアップ。ホントは直に手で持ったりしない方がいいけど、ちゃんと作業前に手は洗ってますから。

今年は全部で70匹くらいの幼虫がいるのかな。また来年、放してやるのが大変だなあ。